カミーノ出発から丁度一年後にカミーノ・フレンドと奥多摩を歩いた

熊野古道を終わらせていないというのに、カミーノから丁度一年・・・

カミーノ・ファミリーから、去年の今日サンジャンを出発した、

と、メッセージが次々届き、皆で、あれから一年経っちゃったね、と

センチメンタルな気分になっております。

韓国でカミーノの本を出版された、許(ほ)先生から

4月の下旬に突然電話が入り、

「今、日本を縦断中です。5月9,10,11,12日に東京に

行きます。じゅんこ、一緒に歩けますか?」と言われました。

許先生は、長年日韓友好に尽力されて、日本政府から旭日小綬章を

賜った方です。

日韓関係が複雑な昨今、鹿児島から札幌まで歩き、生身の日本人と

交流し、身をもって体験した日本についてを韓国の人達へ伝えたい、

ご自身で民間外交を率先するという目的で、日本縦断中です。

昨年、カミーノでお会いした時にその夢を語っていらっしゃいました。

まさか、それが実現されるとは!

「東京の手頃な宿を探してもらえませんか?」と仰るので、

Booking.comで探すと、浅草にあるゲストハウス

「MUSTARD HOTEL ASAKUSA 1」 浅草駅からも近く

ドミトリー、一泊3000円くらいで、朝食付、おまけに大浴場もあり、

もちろんランドリーもある。レビューもすごく評判良く、ここしかない!

代わりに予約を済ませました。

そして、私の知り合いの東京に住む、尊敬する大好きな韓国人の女社長に

許先生をご紹介したいと連絡を取り、「是非一緒に食事をしましょう」

ということで、許先生のご都合もあり、10日の夜に食事会、

11日に私がかなり前に地図を描いたことがある

「大多摩ウォーキングトレイル」を歩くことになりました。

5月10日といえば、昨年私がカミーノを出発した日です。

その日に、カミーノで知り合った友(友と言うのも僭越ですが、

友に違いないし)と東京でお会いするとはなんというご縁!

そもそも、許先生とはボアディージャ・デル・カミーノから歩く途中で

お会いしてから、何度も何度も「又会いましたね!」と言い合い、

サンティアゴ到着後、突然行くことに決めたポルトに行くバスに

先生がいて、先生の仲間と私の4人で一緒にポルトを2泊して

お別れしたというカミーノのなんとも太いご縁で繋がっていたのです。

大多摩ウォーキングトレイルは奥多摩駅から古里まで多摩川沿いを歩く

約8キロ。

浅草から奥多摩までは2時間以上かかるので、朝8時36分の地下鉄

に乗って頂き、奥多摩着が10時52分。

私のアウトドア好きな友人も一緒に歩いてくれました。

11時2分に奥多摩駅を出発。

新緑の一番いい季節に奥多摩をハイキングできて私も嬉しいです。

間もなく氷川キャンプ場が見えます。

土曜日だったのでテントも沢山張られています。

街道沿いから遊歩道に入ります。

先生は65歳ですが、とても若々しい。

白丸湖は発電所の調整池として昭和38年に建築された

アドベンチャーレースやってました。

白丸湖はカヤックが盛ん。

エメラルドグリーンがきれい

水門を覗いてます

魚の遡上を助ける魚道がある。

鳩ノ巣で昼食。

お弁当を作る余裕もなかったので、家の近所のコッペパン屋さんでフィレオフィッシュ

サンドを買ってきました。

川沿いでの昼食は気持ちがいい

荒々しい渓谷を見ながら歩きます

鳩ノ巣小橋、少し揺れます。

展望台からの眺め

古里の駅手前は街道沿いになり、いきなり空気が悪く喉がいたくなりました。

古里についたのは休憩中長話をしてしまったこともあり16時ちょっと前。

ゴール後はビールで乾杯したかったのですが、お店もなかったので、コンビニで

缶ビールを買って電車を待ちながら飲みました。

許先生は9日に川崎方面から東京に入り、皇居周辺、日本橋、銀座から浅草

まで歩いたそうです。

大都会と、山深い自然の中の奥多摩、どちらも東京であり、その二極を歩いたのは

面白かったのではないかと思います。

先生は鹿児島からずっと歩いてきて、どこでもすごく親切にしてもらったと

言います。

この民間外交はとても貴重であり、私達はマスコミのあおる情報に左右される

ことなく、自分の目で見て直接感じ、判断するるということが大切であるという

ことを改めて教えて頂きました。

夜は池之端のお洒落なカフェで美味しい食事とビールやワインを頂き、

またこの晩も私の友人たちと楽しく過ごしてお別れしました。

許先生は韓国経済新聞にこの日本縦断記を週に2回連載中だそうです。

http://snacker.hankyung.com/author/njhuh1211

ここからリンクすると韓国語になるので、面倒ですが、Google検索に

このアドレスをコピーして入れるとたぶん翻訳機能を選択することによって

日本語訳で読むことができます。

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