印象に残ったアルベルゲは?その7【スペイン巡礼後談】

大きな街ポンフェラーダの一つ手前、モリナセカの入り口にある橋。

むこうに見える教会と橋のコントラストがいい雰囲気です。

橋から川を覗き込むと韓国人の人達みんなが嬉しそうに川に足を浸したり

していました。

おいでよ〜!と呼ばれて、その日一緒に歩いていたイタリア人の

長老アントーニオとオランダ人のフランクと、どうする?

寄り道することに。

川の前には雰囲気のいいバルがあり、そこでビールを飲んで一休みして

から靴下を脱いで川に入ると

「無理〜〜〜!!」

冷たすぎ・・・

ポンフェラーダまで歩くか、それとも今日はここに泊まる?

みんなの意見は大きな街よりも小さな街のほうが好きだと、一致。

街はずれのこのアルベルゲまでは結構あったけれど・・・

【MOLINASECA】
Santa Marina Pilgrims Hostel
7ユーロ 56ベッド

今日は日本人のツアーさんが泊まっているよ、と言われて、

日本人つながりで私だけそちらの部屋にしてくれてラッキー!

他の仲間は二段ベッドの部屋、私は広々とした一段ベッドの部屋でした。

日本人ツアーさんが10人くらい、

おばさん2人とお話したら、明日から歩き始めるのだそう。

フランス人の道ではなく北の道だったかな?を歩くと言ってました。

「あら、あなた一人で来ているの?偉いわね〜」って(苦笑)

「明日は何キロ歩くんですか?」20数キロと言うので

「いきなり大変ですね」と言うと皆さん練習してきたそうで、

私みたいに練習もせずにいきなり歩き始めるわけではなかった・・・

「私、もうすっかりイビキにも慣れちゃってるから大部屋も全然平気ですよ」

と言うと小声で「昨日、一人の方のイビキがうるさいって言われちゃってて」

おじさんが「僕はイビキひどいらしいんですけど、悪いことに寝付きがまた良くて」

誰よりも先に寝ついてイビキをかくとか。

しかし!覚悟していたらすごい静かだった・・・日本人のイビキは西洋人に

比べたら大した事ない!!こんなに違うのか、と驚きました。

この電気がついているところが、地下部分ですが斜面になっている庭につながっていて

テラスにはキッチンとソファがあります。洗濯物も干せます。

キッチンはお皿とかそれほど充実していなかったけれど。

その上の1階外のテラスがカフェスペース。

ただし、ここのカフェには大したものはなかったから、私が持ってたポテトチップス

とかチョコとか誰かが持ってたハムとかをつまみにビール飲んでいました。

ダイニングではペレグリーノメヌーも朝食もあるようです。

(自炊だったので詳しく知らず)

食後、地下のテラスで話しながら音楽聴いたり、辺りはとても静かで、

リラックスできて、ああ、いい夜だな〜、と思いました。

サリアを過ぎたら一気にペレグリーノが増えるので予約が必要になり、

値段も高くなったり、きれいなんだけど、あんまり印象に残らない

アルベルゲが多かったです。

それなりに設備も良くて、きれいなんだけど・・・

印象に残るのはきれいだからとか快適だからとかだけでは

ないのだなあ・・・

さてオオトリは

【SANTIAGO DE COMPOSTELA】
Seminario Menor Hostel
14ユーロ〜 256ベッド

やっぱりサンティアゴのアルベルゲは予約しなくては!

それまではリーダー格のダビデが予約をしてくれていたのに、

なんでだか最後の最後は各自自分でするようにって事で

そうなの〜?そんじゃ、どこにしよう??前夜に悩みました。

友人Y子(準備段階でよく名前が出てきたY子は昨年レオンまでの

半分を歩き、今年はレオンから後半を歩いていて、平行移動で

私の先を歩いていたので、最後にサンティアゴで会えたらいいね、

と話しておりました。日程的に無理かな?と思っていたら、

私一人で歩いていたらもっと遅くなったと思うのですが、

ファミリーと一緒に歩いた為、予想していたよりも早く到着して

会えることになりました。

が既にサンティアゴに到着していて、

彼女が泊まっているアルベルゲに私も泊まろう!

この数日前からファミリーのマウリーツィオが、俺はひとりで歩く

と言って仲間を離れ、一足先にサンティアゴに到着していました。

すると!!Y子からLINEが届き「きゃ〜〜〜!!今の今まで隣で

マウリーツィオと一緒にキッチン使っていたよ!」

「なんでマウリーツィオってわかったの?」

「ずーっと隣で料理しててそのうちどこかで見た事ある濃い顔だな〜

って思って」

「これあなた?」って私が送っていた写真を見せたら

「そう、俺、マウリーツィオって」

すごい。またしてもカミーノミラクル。

だって、サンティアゴに沢山あるアルベルゲの中で同じ宿を選び、

それも、この巨大アルベルゲで、

私の日本の友人と、カミーノファミリーの仲間が、

知らずに隣同士で料理してたなんて!!

道中、私達は毎日LINEで連絡しあっていて、今日はどこを歩いた、

今日はなにが起こったと報告しあっていたので、

マウリーツィオの話は沢山していたのです。

そして予約を入れたのですが、うまくいかなかったらしく、

予約確認メールが届きませんでした。

翌朝、Y子に直接予約をしてもらって、2泊、ここに泊まることに。

ここは丘の上にあって、街から15分くらいかかり、坂道を上って行きます。

ラビリンスがふたつあるのです。

アルベルゲの前からの眺め。

>>これは南京虫にやられたのか?でもここの事書いていますが、

ベッドの写真あった!

でも、これはポルトに行って帰ってきてから1泊した時の部屋。

最初の2泊はもっと大部屋で広々してた。

大部屋にはそれぞれ押入れみたいなロッカーがあって、鍵がかけられます。

押入れみたいのがない人には戸棚があった。

それまでのアルベルゲに比べて、大部屋だっていうのに14ユーロだから

やっぱりサンティアゴは高い!

ここで南京虫に刺されたのかな??違うんじゃないかと思うのですが・・・

連泊は可能です。

トイレは男女一緒。

男女一緒に使うトイレって、嫌だよね〜。

男女一緒だとあんまりきれいじゃないんだよね。

どこもアサガオはないです。

ポルトから戻ってきた時、予約はしていませんでした。

だって、こんなに大きいんだから平気だろうって。

そしたら、チェックインのときに「予約してない?」

って言われて、やっぱりしたほうが良かったみたいです。

大部屋ではなく6人部屋になりました。

2ユーロ高かったです。

大部屋のほうが広々しててよかったな。

すごい奥行き広かった。元は神学校だったそうです。

洗濯は例によって洗濯機と乾燥機を使いましたが、手洗いのときは

ここに干すらしいです。

地下にキッチンと食堂と売店があります。学食みたいな感じの広さ。

サンティアゴ到着後、翌日の夜ににずっと一緒に過ごしたファミリーとも

お別れで、ポルトにひとりで出かけたのですが、その時も

ミラクルがありました。

ポルトの話はまた今度。

そしてポルトから戻ったら、チェックインの列に、道中何度も会って

いつも、「ハーイ!タイワニーズガールズ!!」と声を掛けていた女子が

並んでいました。

彼女たちには最後に会えなかったな、って思っていたので、

おお!!やっぱり会えた!!とまたしてもミラクル♪

だって、この列はアルベルゲが開くのを待ってた列ではなく、

私はポルトから戻ってきて並んだわけで、

彼女達はフィステーラから戻ってきたところだといいます。

たまたまのタイミングなわけです。

サンティアゴ最後の晩は台湾ガールズと一緒に食事に出かけ、

戻ってから食堂でワインと、この黄色い40度あるイェルバという

お酒を飲んで楽しく過ごしました。

良かったわ〜、彼女たちと会わなかったら最後の晩を一人で過ごしていた

かもしれません。寂しくなって泣いてたかも。

ここはセントラルからは離れているけれど、カミーノで歩いた後だから

ちょっとくらいの距離はなんともないのです。

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