印象に残ったアルベルゲは?その1【スペイン巡礼後談】

私が泊まったのはほとんどが一番大きいアルベルゲだとか、

ムニシパル(公営)とかの安宿でした。

それらを選ぶ人達はいつも大抵一緒で、顔見知りになっていきます。

それも楽しみのひとつ。

大部屋に慣れたら、個室に泊まりたい・・・とか、

一度も思いませんでした。

うるさいイビキも耳栓してたらそんなに気にならないし・・・

思い返してみると、私、大部屋も全然平気だったし、

食事も日本食が恋しいとかなかったし、なんの不満もなく、

柔軟性あるというか、図太いというか、カミーノ向きというか・・・

いくつか印象に残っているアルベルゲを書いておきます。

【Santo Domingo de la Calzada】
Cofradia del Santo’s House
7euro 217ベッド

ここは217ベッドという巨大アルベルゲ。

ここに来る前の道で韓国人のインソンという女性と知り合い、

彼女の友達がここに泊まるとLINEで連絡があったそうで、それじゃ私も

ここにしようかな?とついていきました。

とても大きなアルベルゲですが、新しくてきれいでした。

洗面所もトイレもシャワーもきれいで数も沢山あります。

洗濯場は外。

その横に鳥小屋。

サント・ドミンゴ・デラ・カルサダは鶏の伝説のある街なのです。

お洒落な吹き抜けの手すりはホタテのモチーフ。

3階4階、そっくりな作りで部屋が並んでいます。

2階のソファが並ぶリビングで寛いでいると隣に編み物をするおじさん。

平昌オリンピックでも評判になっていたスタートラインで編み物を

するスノボコーチを思い出して、

「フィンランド人?」と聞いたら「カナダ人」だそうです。

私も編み物はするけど、カミーノには持っていこうとも

思わなかったなあ。

キッチンもダイニングも広い。

朝食を食べていたら横にかっこいいオリジナルウェアを着た人が

いたので写真撮らせてもらいました。

(もうちょっと明るい顔してもいいんじゃないの?)

【Granon】
San Juan Bautista Piligrims Hostel

ドナティーボ(寄付制)40ベッド

行く前に唯一ここに泊まろう!と決めて行ったところです。

築600年になる教会に併設されたアルベルゲで、食事は皆で作り

一緒に食べて、片付け、礼拝堂でメディテーションの時間があります。

前日泊まったサント・ドミンゴ・デラ・カルサダから6キロしか歩かないで

ここに泊まりました。

こんな薄っぺらなマットがキュウキュウに敷かれていますが、一番乗りだった

ので端っこのいいところを選べました。

オスピタレイロのローレンが鐘楼に案内してくれました。

歴史を感じるすり減った石段

食事はみんなで作ります。

スペイン人の二人がトルティージャを作ってくれました。

私も手伝ったのですが、卵を割ったら思いの外殻が柔くて、テーブルに撒き散らして

しまいました・・・卵1個分減りました。

サラダとトルティージャ、本当はスープもあったのですが、腐っていたそうで

一品減りました。

食事の後に礼拝堂でメディテーションタイムがあり、ろうそくを手にそれぞれの

カミーノへの思いをそれぞれの国の言葉で語ります。

その後みんなでハグタイム。

ここから私のカミーノが始まったとも言える特別な場所。

他のアルベルゲと比べると、狭いし、否が応でも皆で触れ合うことになり、

ここで一緒になった人達はその後もずっと何度も会って、

今も繋がっている人が多いです。

皆それぞれ、ここには特別な思いがあるようです。

〜追記

記事タイトル、最初に【スペイン巡礼後談】がずっと並んでると

目障りなので後ろにしました。

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コメント

  1. YURIKO より:

    こんにちは。。
    私が疑問に思っていることの一つがアルベルゲの見つけ方です。
    私は方向音痴で、地図を見るのも苦手
    皆さんお目当てのアルベルゲ、評判のいいアルベルゲなどお気に入りを見つけられているのですごいです。
    巡礼路沿いにアルベルゲの看板が出ていたら私の場合そこに入るしかない⁉︎そうおもってます。こんなドンくさい私のために何か良い方法はないでしょうか?

    • a92 より:

      YURIKOさん

      私、今までのバックパックの旅では予約をせずに現地で一軒一軒訪ねて部屋を見せてもらって決めるのが好きだったんです。
      アルベルゲの場合どうなってるんだろうなと、初日(ナバレテ)に公営のアルベルゲ(ムニシパル)に行って「部屋を見せてください」って頼んだら「ダメだ」って断られました。
      ムニシパルはなんとなく敷居が高く、悩んでいたら観光案内所があったので「今日、カミーノの初日なんだけど、いいアルベルゲを紹介してください」と頼み、家族でやってるアルベルゲに連れて行ってもらいました。
      (そこは可もなく不可もなく)

      一軒目をクリアしたら、そうか、こういうもんなんだな、となんとなくアルベルゲについてわかって、次の日は公営のムニシパルにしよ〜っと、カミーノアプリ「BUEN CAMINO(紺地に黄色の矢印のアプリ)」で調べてそこを目指しました。このアプリには道案内のコンパスっていうのがあって案内してくれます。

      たまたまナバレテには観光案内所がありましたが、その後、あんまり見かけなかったです。
      3日目には出会った韓国人女性が泊まるというところについて行って決め、4日めは唯一決めていたグラニョンの教会のアルベルゲに行き、その後は仲間ができたのでお任せ状態でした。
      私はそんなにこだわっていなくて、ここは設備はハズレでも楽しかったからいいや、って思ったり。

      日本の友人は旦那さんと一緒にカミーノだったので、行く前からネットでいろいろ調べて予約したりしていました。(たぶんBooking.com) 予約していないところも、前日にネットで調べていたようです。
      どこのサイトが良かったのか聞いておきますね。

      • a92 より:

        YURIKOさん

        友人に聞きました。
        彼女達は大きな街のアルベルゲ(私営)はGoogle mapで目星をつけてBooking.comでレビューを読んで予約していたそうです。
        その他は行き当たりばったりもあれば、同様にbooking.comのレビュー、ガイドブックを見たり、出会った人に聞いたり、だったらしいです。当日電話で予約したり。
        たぶん個室に泊まる時は予約していたんじゃないかな?

        向こうで知り合った日本人の女の子は、一緒に歩いてて街に到着すると、アプリを見て、どこに泊まろうか考えていました。一泊いくらっていうのが載っているので、アタリをつけ、何件か同じようなアルベルゲがあるときは外から見て決めたり・・・

        歩き始めの頃はよくわからなくても、毎日歩いているうちに要領を得て、自分なりの決め方ができるようになるので心配ないですよ。

        私はBuen caminoのアプリしか持っていなかったのですが、これはアルベルゲを探すのにはコンパスの機能が優れていて道に迷うことはありません
        便利ではあるのですが、見にくくて、私は面倒くさくて、よっぽどじゃないと見ませんでしたけど。頼りにはなります。
        帰ってきてから、このブログを書くのにちょくちょく見ていて、ああ、こうやって使えるのかって今さらわかったり・・・でも、ほんと見にくいです。

        結構みんな違うアプリを見ていたので、他のアプリも要チェックかもしれません。いずれにしても英語だから見にくいんですけど・・・

  2. YURIKO より:

    色々ありがとうございました。
    カミーノアプリは試しに入手済みですが、当然日本語じゃないので私に現地で使いこなせるのか?! ちょっと練習していかないとですね。 アルベルゲ難民にならないようにやっぱり下調べした方がいいですね。

  3. YURIKO より:

    色々ありがとうございました。
    カミーノアプリは試しに入手済みですが、当然日本語じゃないので私に現地で使いこなせるのか?! ちょっと練習していかないとですね。 道案内のコンパスっていうのも全然分からない. アルベルゲ難民にならないようにやっぱり下調べした方がいいですね。