【スペイン巡礼後談】荷物を送る方法と注意点

う〜ん、荷物の写真を一枚も撮ってなかった・・・

カミーノを歩き始める前に観光をしたので、スペインに行く時は

バックパックと34Lサイズのスーツケースを持って行き、

スタート地点のログローニョの郵便局からサンティアゴの郵便局に

局留めでスーツケースを送りました。

郵便局(Correos)で「カミーノに出発するのでサンティアゴに

これを送りたい」と言うと、何日間の予定か聞かれます。

「30日」と言うと

名前や電話番号をを聞かれパスポートを見せました。

書類に書き込んでもらえます。

サイズや重さを計ってくれて、

30日間の値段は18.45ユーロでした。

次に、これをサンティアゴの郵便局で見せて荷物を受け取る

ようにと書類を渡されます。

中学生レベルの簡単な英語で大丈夫でした。

もし通じない時はスペイン語では荷物はモチーラなので、

モチーラ、サンティアゴ、+ジェスチャーでもわかってもらえる

と思います。

シールになっている送り状をスーツケースに貼ってくれたのですが、

送っている途中で剥がれたりしないかちょっと不安でした。

不安を察知したのか?おじさんが、セロテープを周りに貼って

補強してくれました。

私は、いつも旅先に古いきれいな切手を持っていき、プレゼント

したりするのですが、郵便局の人なら日本の古い切手を

もらったら嬉しいかな?と、一枚差し上げました。

喜んでもらえました。

その日のうちに電話番号にスペイン語のメッセージが届き、

でもなんて書いてあるのかわからなかったのですが、

たぶん「預かりました」かな?

その二日後にまた届いて、

たぶん「届いてます」かな?と判断。

(グーグル翻訳でもすればよかったけど、ま、いいか。と。

今、翻訳にかけたらやっぱりそんな内容でした)

これだけ。簡単です。

サンティアゴに到着の翌日、郵便局に行き、その書類を見せると、

沢山保管してある棚から探し出して渡してもらえました。

予定より5日早く到着しましたが、特に問題ありません。

郵便局の場所はGoogle Mapで調べればいいし。

サンティアゴの郵便局 Correos はお洒落でした。

ダンボール箱も売ってます。

ログローニョにもあったのかな?

行く前に歩く練習を全然しておらず、一日わずか100歩状態で

出発した私

荷物は8キロくらいで、まあまあの重さでしたが、

初めの頃は重くて、それにいきなり100歩から10km20km

を歩くわけですから、無理すんなよ私、ってことで

トランスポーテーションサービスをよく利用してました。

これまでのひとり旅では、もちろん誰を頼ることもできない

わけですから、全て自分で調べて自分でなんでもやってきたのですが、

仲間ができたら、おんぶにだっこ(サンキュー!www)状態

今日ってどこまで歩くの?

(重いのが嫌で紙のガイドブックを持って行かず、アプリで済まそうと

思ったら、そのアプリが使いにくいのなんの。

見るのも面倒になり、ほとんど見なかった)

何キロ歩くの?

(歩く時にはバラバラで着いた先の宿で合流してました)

今日は30km歩くとか、今日はキツそうだとか、雨の日とかだと、

そんじゃ、バックパック送るわ〜。

最初、要領を得ていなかったので、オスピタレイロ(宿の世話人)に

これを送りたいんですけど、と聞いて、じゃ、この封筒に5ユーロ

入れて、名前と電話番号、送り先を書いてバックパックに取り付けて、

ここに置いておいて。

これはJACO TRANSという会社のもの。

いくつかの会社の封筒が置いてあり、そこから選びます。

プラスチックの紐がたいていセットされています。

送られてきたら、ビニールカバーにこの袋が入れられてたり。

送り先は、その日泊まるアルベルゲが決まっていればいいですが、

特に決めているわけでもないので、最初の頃は行く予定の村の

名前しか書かないで送っていました。

どこに届いているかわからないので、アルベルゲを聞いて回ります。

そのうち、要領を得て、カミーノアプリで行く予定の村の

アルベルゲを調べ、一番最初に出てきた名前を書いてましたwww

そうすれば書いたアルベルゲに取りに行けばいいわけですから。

そんないい加減でもなんとかなりますwww

と、言いつつ、届かなかった時もありますが…

原因は、まず送ったアルベルゲのオスピタレイラが

スペイン語しか話せなかった。

そして、朝、送ろうと思ったら、オスピタレイラの事務所が

閉まっていてやっぱり荷物を送ろうとしていたおばさんが、

フランス語しか話せず、ジェスチャーでどうする?

と、聞いたら、「ここに置いておけばわかるでしょ」

と、食堂の片隅に一緒に置いて出発。

到着した村で探して歩きましたが、どこにもなく、

電話して聞くにも、オスピタレイラは英語ができない…

アルベルゲの庭のテーブルでビールを飲んでいた仲間のイタリア人

マウリーツィオに、電話して聞いてもらうと

( イタリア語とスペイン語はそのまま話しても通じるので)

(詳しいことはよくわからないけど)

「それじゃ、明日行く予定の村まで送ってもらえないか?」

「お金の不足分はどうしたらいい?」

「俺のイタリア語じゃ、ちょっとよくわからない」と、

頭を抱えるマウリーツィオ。

隣のテーブルに座っていたスペイン人のおじさんに

電話を代わって話してもらい、なんとか翌日の村まで送って

もらう事になりました。

皆さん、ありがとう!!

Grazzie Mille!  Muchas Gracias!

カミーノって素敵!

って、余裕こいてる場合じゃないけど・・・

届かなかったものは仕方ない。

アルベルゲでバスタオルは貸してくれて、歯ブラシだけ

購入し、その他のものは仲間が貸してくれました。

服はそんなに汗かかなかったから、まあ、いいか、

問題は下着・・・でも、仕方ないわ・・・

その数日後の朝、懲りずにまた、送ろうと置いてあった業者の封筒を

選んで取ると、そばにいたマウリーツィオが、

「待て待て、こっちは4ユーロだから安いぞ」

選んだ業者はCorreos つまり、郵便局の配達でした。

そして、また、届いてない…汗

オスピタレイラのラウラによれば「あんた、電話はしたの?」

「え?電話って?」

「ほら、ここに電話するようにってちゃんと書いてあるでしょ!」

知らなかった〜!

「Whats Appでもいいのよ。とにかく確認の連絡するのよ!ほら、ここもここも!」

と、煙草を吸いながら、置いてあった配達業者の封筒全部を見せて言いました。

でも、今まで、電話しなくても届いてたけど…そういえば、

どこかの業者はWhat Appで電話番号宛にメッセージ届いてたな。

スペイン語だから最初なんじゃこりゃ?って、思ったけど。

たぶん、ちゃんと届けました。みたいな内容。

きっと、4ユーロで、安いCorreosだから、サービス悪いんじゃないの??

「同じように届かなかった韓国人に怒鳴られたけど、わたしの知った事じゃないわよ!」

と怒るラウラ。

すみません〜。謝る私。

ドイツ人のアニータが「私もサンジャンから歩き始めてしばらくは

荷物送ってたけど、電話してなかったし、一度も届かないなんて

なかったわ。私、ラッキーだったのね」

2度目だし、その日は日本人のトモちゃんも同じアルベルゲ

の同じ部屋だったので、いろいろ借りられたし、

また、どうにかなるだろう。

夕方、「荷物届いたわよ!あんたラッキーよ」

なんで届いたのか?よくわからないけど、お陰様で助かりました。

そんな事を繰り返すうち、人に迷惑かけるし、

送った村に泊まるかどうかもわからないし、

もう、自分で持って歩こう!

と、決めたら、その頃には体力もついて、重さを感じなくなって

いました。

(困った時には周りの人に頼って、こんなおんぶにだっこのカミーノは、

今までの旅で一番楽チンだったかもww)

トランスポーテーションサービスを使う時は、

電話確認しなくてはいけないのかどうか、聞いておくと安心かと。

アストルガから送った時は、日本人オスピタレイロがいたので、

聞いたら、「確認しなくてもちゃんと届きますよ」と言われたし。

( JACO TRANSでした)

行く前からトランスポーテーションサービスを利用するつもり

でいたので、これを持って行きました。

軽くて防水仕様になっています。

送らない時はこの中に着替えを入れてスタッフサック代わり

使っていました。

このような軽いサブバックをひとつ持っていくと便利です。

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コメント

  1. Ana より:

    もの凄~~~~~く参考になりました。
    ありがとうございます。

    • a92 より:

      荷物を送るサービスについて検索しましたが、私のように何度も送っている人ってあまりいないようでした・・・でもどこも痛くなったりしなかったのは、そのおかげだったのかも。
      修行に行ってるわけじゃないし、無理して荷物持って歩かなくてもねえ・・・と思いました(笑)
      荷物送って、軽装で歩いている人って道中すごくたくさん見ました。